
一般の投資家は、チャートを見て売買を行うことは少ないのではないでしょうか。
もしあなたが、チャートを見ずに投資をしているようでしたら、地図を持たずに、目的地までいくことと同じです。チャートを見るだけで、これまでの投資効率はかなり改善されるでしょう。チャートは、過去の価格の全ての情報を含んでいます。いまの水準が高いの安いのかがよくわかります。得た情報の価値が織り込み済みなのか、これからなのかが判断できます。
テクニカル分析の創始者

ロウソク足を考案したのは、日本の本間宗久氏です。いまや、世界中のアナリストがキャンドルチャートを愛用しています。1700年代の発明です。
ニューヨークの証券取引所の会員で、ダウジョーンズ・ニュース・サービスとウオールストリートジャーナルを創立したチャールズ・ダウもチャート分析の草分けとされている。1800年代の終わりの頃のことです。こうしてみると、チャート分析も100年以上の歴史があります。
テクニカル分析の基本的な法則
テクニカル分析は、以下の3つの基本原則に基づいています。
(1)市場の動きはあらゆることを織り込む市場価格は、市場に影響を与える既知のものすべてを反映しています。テクニカルアナリストは、価格の変動だけに注目して、変動の理由については関心をはらいません。
テクニカルアナリストは、長期にわたって重要性が確認されてきた市場動向のパターンを見分けます。多くのパターンがわかっていれば、そのパターンによって予想通りの結果がもたらせるかの可能性がたかいです。これらのパターンは何度も繰り返すことが確認されています。
チャートのパターンは100年以上に渡って、観測され、類型化されてきました。そして、多くのパターンに見られる変化は、時代に関係なく繰り返されてきました。ここから、時代が変わっても、人間の心理はほとんど変化しないという結論にいたります。
チャートの自己強化的特性
チャート分析がなぜ当たるのかというと、科学的根拠はありません。
あるのは、過去はこうなったという歴史を経験則です。そうした中で、1つだけ科学的ではないかと思われる論証があります。移動平均線とは、相対力指数(RSI)など、ディーラー間で有名な、誰でも知っているチャート分析があります。
たとえば、移動平均線でゴールデンクロス(短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に交差する点のことをいう)が出た場合は会であるということを、多くの人が知っています。なので、ゴールデンクロスが出たら多くの人は買う。多くの人が買えば価格は上がる。価格が上がれば、ゴールデンクロスのサインは正しかったということになります。

つまり、テクニカル分析の自己強化的特性は、科学的、あるいは心理学的に正しいといえるでしょう。
トレンドライン(支持線と抵抗戦)
チャートと同様なことが「トレンドライン」にも言えます。

上のチャートは東京工業新取引所のゴム価格です。このチャートを見た人は誰でも、「トレンドライン」を引きたくなるではないでしょうか。そして、多くの人によってひかれたラインは誰がひいいてもほぼ同じになるのではないでしょうか。
トレンドラインを引くには原則があります。過去の高値の頂点を2点以上通らねばなりません。安値も同じです。高値の頂点と結んだトレンドラインを「上値抵抗線」といい、安値の頂点を結んだトレンドラインを「下値支持線」といいます。
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