
分散投資
売買する銘柄を分散することにより、単発の取引なら資金がなくなってしまうリスクも分散されます。取引する銘柄ごとの相関係数が低いものほど、異なったパフォーマンスを生みます。
商品先物取引が歴史的に注目されたのは、1987年のブラックマンデーでした。この日、米国など世界の株式市場は暴落の連鎖を演じたが、商品先物は逆に高騰しました。金融商品に特化していた投資信託のパフォーマンスより、商品先物などの多くの先物に分散投資していたファンドのパフォーマンスにつながったという訳です。

投資家のジム・ロジャーズ氏は、商品の時代になったことを喧伝しています。
ロジャーズ氏によれば、証券の時代と商品の時代は交互にやってくるという。過去数十年間、商品価格は低迷していた。だから、そんな価格では資源の開発や設備投資をしても収益は出そうもなかったため、長い間見送られてきました。ところが、、中国やインド、ブラジルなどの新興諸国が急速に経済を発展させつつあります。これらの国々の商品に対する需要が増大しています。商品価格におけるその流れは、短期的には上下動を繰り返すとしても、需給ギャップが続く限り中期的な上昇を続けるという説を唱えてます。
こうした時代なので、個人の資産でも、定期預金や債権投資などのようなローリスク・ローリターンな投資ばかりではなく、ミドルリスクの証券投資、ハイリスクの商品先物など、バリエーションを豊富にすることにより、全体のリスクリターンを最適化することができいます。
さらに、商品先物取引の中でも、貴金属、穀物、石油など、相関性の低い銘柄に分散投資することにより、一度でやられるリスクを軽減することができます。
常時数銘柄を売買していれば、利益が出ているものと、損失を出しているものができます。利益が出ているものと、損切りをする気持ちのゆとりが持てる。もっとも、分散投資すればするほどリスクは少なくなるが、期待利益も減少します。
アービトラージ(裁定取引・サヤ取り)

リスクを軽減する方法として、ある銘柄を買つと同時に他の銘柄を売るという、組み合わせ取引を行うことがおすすめです。
商社の先物ディーラーやブリオンディーラーは、商品間や市場間、隔月間の価格差の理論値を頭に描いており、相場がその理論値をかけ離れると理論値に戻る方向に売買を行う。端的な例が、ニューヨークの金の価格が日本の金の価格とかけ離れた場合などに、高いほうを売り、安い方を買うとアービドラージ(裁定取引・鞘取り)です。
実践としては、大豆とトウモロコシの価格比、ガソリンと灯油の価格差、アラビカコーヒーとロブスタコーヒーの価格差など、相関性の高い目のつけどころとなる。これらの差が、通常より大きくかけ離れたときにが仕掛け時です。そのためには、何が通常であるかをみていなければできない。比差や比価のチャートを見れば、歴史的な経緯は一目瞭然です。
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