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商品先物取引の心得

リスクとリターン


リスクなくしてリターンなし。なぜそれがわからないか。
リスクとリターン

金融の世界にかぎったことではありませんが、リスクのないところにリターンはないことになっています。


野球をするのに、空振りが怖くてスイングをしけければ絶対にヒットを打つことはできません。
サーカーをするのに、はずしてかっこ悪いのが怖くてシュートに打たなければ、絶対に点は入りません。振られるのが怖くて告白しなければ、彼氏/彼女は出来ないかもしれないというのも同じ理由で説明できるでしょう。


金融の世界では、もう一歩踏み込んでリスクとリターンをとらえています。それは「高いリターンが欲しければ高いリスクをとらなくてはならない」が「高いリスクをとったからといって高いリターンが保証されるわけではない」と説明されています。もうすこしわかりやすくいうと「大もうけするためには、それなりに危険なことをしなくてはならないが、危険なことをしたからといって常にリターンが大きくなるわけではない」となります。

世の中においしいだけの話はないことを知るべき
商品先物取引について

そのように考えていくと、リスクとリターンの関係は、結局のところ、「世の中においしい話はない」とまとめることが可能です。


資産運用まがいの詐欺事件はあとを絶たず、被害総額何億円なんて報道を見聞きするたびに、「世の中においしいだけの話なんてあるはずがない」という当たり前の理屈を、なぜお金の話になると皆さん忘れてしまうのか、そして周りの人が誰もそのことを教えてあげなかったのかと思ってしまいます。


冷静に考えれば、銀行の定期預金の利率が1%以下、国債の利回りが2%などというときに、「年利20%、確実に稼げる」そのようなことは、絶対にありえません。
しかし、個人投資家向けの金融商品の世界には、規模や程度の差は違うものの、この当たり前の理屈に気づかない話が数多く見られます。


もちろん、勧誘する側にとってもリスクの存在を隠すことは許されていませんが、「大損する可能性がありますよ」ということを強調した勧誘をしないことも事実であって、儲かるかもしれないことを前面に出して、しょうがないからリスクの説明をしているというのが現実でしょう。


繰り返しになりますが、「世の中にうまい話はない」ということを知っているだけで、詐欺の被害はずいぶんと減るはずです。そこまで極端でないにしても、儲かりそうな話の裏にはリスクがあるというのは金融の世界では当然です。

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