
コモディティインデックスとは
株式や債券などの運用資産に対し、代替的運用資産として登場してきたのがヘッジファンドやコモディティインデックスです。
コモディティインデックスは、株式の時価総額に相当するものとして、各商品の年間生産量や需給規模といったものを時価総額として捉え、各商品市場の時価総額に応じて投資対象の配分比率を決定しています。したがって、構成品目や構成比率の見直しは毎年行われています。
ただし、この手法ではどうしてもエネルギー比率が突出してしまうため、そのままエネルギー偏重での投資を行う従来のGSCI型と、エネルギーとはいえども全体の3分の1以上は投資しないというように、エネルギーの投資比率を人為的に押さえ込む型に分かれます。DJAIGCIなどが後者の例です。当然、投資配分やRoll-Over(隔月乗換え)のタイミングなどが異なるため、設定インデックスごとのパフォーマンスも異なります。
Roll-Over(隔月乗換え)とは
Roll-Over(隔月乗換え)とは、現物の受け渡しを回避するため、購入した限月が納会日を迎える前に次限月に乗り換えていくオペレーションのことです。
通常、コモディティインデックスは欧米市場の期近限月を購入し、当該限月の納会になる前に次限月に乗り換えます。その際に、期近(M1=month)と次限月(M2=month2)との値差次第でRoll-Overが損益が発生します。M1を売り閉じて同時にM2を購入することから、M1>M2というバックワーデーション(期近高・記先安)の場合には、、乗り換えによって収益が上がることになります。
逆にM1<M2となるコンタンゴ(期近安・記先高)には、乗り換えのたびに売買コストを支払うことになります。
コモディティインデックスの運用方法
コモディティインデックスの投資戦略は、商品ファンドとは異なり「Buy Only」です。また、株式の配当・債券のクーポンにあたる安定収入はありません。つまり、絶対値の上昇が主な収入源です。
商品先物取引での買い付けには、証拠金として当該元本額の3〜7%程度の資金があれば購入可能であるため、残った93〜97%程度の資金は比較的安全な債券で運用されます。この債券運用益も収益に加算されています。
【ダウジョーンズAIGコモディティ・インデックスの構成比率】
| セクター | 品目 | 2007年基本構成比率 | 2007年3月末構成比率 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| セクター別 | 品目名 | セクター別 | 品目名 | ||
| エネルギー | 天然ガス 原油 無鉛ガソリン(RBOB) 灯油 |
33.00% | 12.50% | 35.20% 12.70% 3.90% 3.80% |
13.30% 13.10% 4.80% 4.00% |
| 家畜類 | 生牛 豚赤身肉 |
9.20% | 6.10% | 9.00% 3.00% |
5.60% 3.40% |
| 穀物 | 小麦 トウモロコシ 大豆 |
18.10% | 4.70% | 17.00% 5.60% 7.70% |
4.00% 5.20% 7.80% |
| 植物油 | 大豆油 | 2.80% | 2.80% | 2.90% | 2.90% |
| 産業用メタル | アルミニウム 銅 亜鉛 ニッケル |
18.50% | 6.80% | 19.20% 6.20% 2.80% 2.70% |
6.50% 6.90% 2.20% 3.50% |
| 貴金属 | 金 銀 |
9.10% | 6.80% | 9.00% 2.30% |
6.70% 2.20% |
| 農産物 | 砂糖 綿 コーヒー |
9.30% | 3.10% | 7.70% 3.10% 3.00% |
2.50% 2.80% 2.50% |
| 合計 | 100.00% | 100.00% | 100.00% | 100.00% | |
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