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コラム


マーチンゲール法

ギャンブルのやり方の一つにマーチンゲール法というものがあります。これは、負ける度に掛け金を倍々に増やしていき、一度でも勝てばすべての負け分を取り戻すという考え方です。


もし、無尽蔵の資金があり、何回でも連続して勝負できるマーケットがあれば、この方法は成功するはずですが、現実的にはまったくあり得ない仮説です。負けが込んできたからといって投資金額を増すというのは無謀な投資方法で、そんな売買を続けていれば早晩、投資資金を失ってマーケットから撤退を余儀なくされることになるはずです。


それと別次元の問題として、マーチンゲール法はあまり賢明な方法ではないものも事実です。


例えば、当たる確率とはずれる確率が1対1で倍率2倍という条件で、1万円、2万円、4万円、8万円と4回負けたとします。5回目に16万円を設けて、それで勝てば32万円が手に入るわけですが、それでいくらの儲けが得られるのでしょう?過去4回の勝負の負け分は15万円(=1万円+2万円+4万円+8万円)で、これに5回目の賭け金16万円を足した31万円を支払い、5回目の勝ち分として32万円を得ているわけで、利益はたったの1万円(=32万円-31万円)なのです。


計算してみると分かりますが、この1万円という利益は、何回目に勝っても同じになります。1回目に勝っても利益は1万円(1万円-ゼロ)、10回目に勝っても利益は1万円(=1024万円-1万円-2万円-4万円-8万円-16万円-32万円-64万円-128万円-256万円-512万円)です。ほとんど無意味なリターンだということがわかります。

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