
ミニ先物とは

大阪証券取引所がいまから2年前に開始した「ミニ日経先物」が、個人投資家のブームになっています。その人気に便乗したのか、東京証券取引所も2008年6月16日から、「ミニTOPIX先物」を上場しました。
「ミニ」と呼ばれる所以は、売買(想定元本)の最小単位が一般の先物より1桁安く、それだけ損益額の絶対変動が少ないことから、個人の投資家にとっても通常の先物より取引しやすいものになっています。
より具体的に説明すると、例えば通常の「日経先物」は、日経平均の1,000倍を売買の最小単位としている為、日経平均が9,000円のとき、売買の最小単位は900万円となり、日経平均が200円上下すると、同じく1,000倍の20万円の損益変動が発生することになります。しかしこの乗数と呼ばれる1,000倍を、「ミニ日経先物」では100倍に引き下げている為、上記と同様の場合でも、売買の最小単位は90万円、日経平均が200円上下した場合の損益変動も2万円ということになり、多くの人が親しみやすいものとなっています。
しかも、先物取引は証拠金制度を採用しているために、取引を始める時に、上記の例でいう売買の最小単位の90万円を用意する必要はありません。それよりも少ない証拠金を差し入れることによって、取引はスタートできるメリットがあります。実際の決済は、取引によって生じた損益分だけであるため全額の資産がなくても取引できます。つまり上記の例でいえば、2万円だけということになります(このことを差金決済といいます)。
ミニ先物の特徴
ミニ先物には、次のような特徴があります。
1、少ない資金で取引ができる
2、日経平均を取引するので、銘柄の選択が不要
3、倒産リスクがない
4、売りから始めることができる
5、信用取引と違って、金利・貸株料が必要ない
6、オプション、ETF、現物株のヘッジとして利用できる
ミニ先物の注意点

注意点として、証拠金取引になるために、自分の手持ちの金額以上の単位の売買ができてしまいこれがレバレッジ(てこ)効果と いうデリバティブ取引の特徴で、手持ちの資金の何倍もの利益を上げることができるメリットとは反面で、同じ規模の損失をもたらす危険性も出てきます。
従って、ダメだと思ったときは、すぐに損切りをすることも重要となってきます。「意地にならず、損切りも利食いも早めに」・・・これが先物取引の鉄則です。
逆にこの鉄則さえ守っていれば、デリバティブといえども、何も恐れることはありません。
- @商品先物取引HOME
- ミニ先物とは
