
商品先物取引を行う上で、メリットをいくつかご紹介します。
空売りできる

株式投資では基本的に現物取引であり、信用取引をしない限り、買うことでしか対処できません。したがって、価格が上昇することのみを期待します。確かに、高度成長時代は、右肩上がりで株価が一方的に上昇した時期もありました。しかし、どんな価格でも、上がれば必ず下がります。相場は上がるか、下がるか、波打つかの3通りです。
どんな銘柄を持っていても株価全体が上がる時期と、どんなにがんばっても株価全体が下がる時期が、交互にきます。株式投資の場合は買うだけだから、投資したら上がりを待つしかありません。下がればじっと辛抱の時間が過ぎます、しかし、時間には限りがあります。
ところが、商品先物投資なら、下がるときも絶好の投資の機会です。
価格変動には、必ずオーバーキルの状態が現れます。逆張り系のテクニカル指標は、これらの買われ過ぎや売られ過ぎの状態を的確に指し示します。
資産運用には、売りも買いも共に収益のチャンスがなければ、機会の半分を逸することになります。
最近では、ごく当たり前に、ネット取引で、株式の信用取引が活発になってます。しかし、株式の場合、空売りするためには株を借りてこなければなりません。融資株に対する金利を支払う必要が生じます。空買いの場合は、資金を借りることになります。これも金利はかかるのです。
商品先物取引は、売りからも買いからも取引できます。当たり前のことではありますが、資産運用のチャンスは誰に対しても常に平等にあります。原則は、安くかって高く売る。売りか買いのどちらがさきでも問題はありません。
3,700銘柄ある株式と十数銘柄の商品先物
証券取引を行う場合、東証第1部から始めて店頭銘柄まで、およそ3,700銘柄の中から値上がる株を探すことになります。1日で調べることは物理的に不可能です。また、3,700銘柄の全ての情報が手に入るかというと、驚くほど企業の情報は少ないです。
証券取引は、時間をふんだんに使えるプロと、限られた時間の中で分析しなければならないアマチュアの差が、大きく出やすい取引です。
一方、商品先物取引の場合は、「金・銀・白金」の貴金属、「原油・ガソリン・灯油」の石油、「アルミニウム・ニッケル」の非鉄金属、天然ゴム、「大豆、トウモロコシ」の穀物、コーヒー、粗糖、小豆、生糸、鶏卵など、主要銘柄は数えるほどしかありません。これらのファンダメンダル分析をするにしても、テクニカル分析をするにしても、市場の内部要因を見るにしても、一般投資家が割くことのできる時間内に十分な情報をえることができます。また、全部の商品を取引しなくても、数銘柄を分散して取引できるなら、それらのチャートを毎日眺めることは可能です。
少ない資金で始められる

商品先物取引は、証拠金取引です。
金の現物を1kg買うためには240万円必要でえすが、商品先物取引では9万円で取引できます。中部工業品取引所のガソリン取引は、4万円の証拠金を出せば1枚売買できます。ガソリンの価格は、1日で100円以上動いてます。倍率が50倍のガソリンは、1日で5,000円前後の損益が生じます。4万円が数日で倍になるか、なくなるのか、という機会の提供であります。
商品先物取引は数十万円あれば十分取引できる商品です。
初めて商品先物取引を行う方は、全額なくなっても支障のない程度の金額、たとえば30万円くらいから、取引は1枚単位で行うことをおすすめいたします。
価格の変動が激しい

商品先物取引の価格の変動は、株式よりも激しいため、損得の決着が早くつきます。
中部商品取引所のガソリン市場のように、4万5千円の投資で1日に2万円、つまり投資額の5割近くの損得があります。1千万円投資して、1日で5百万円損得があるということであり、株価ではこれほど値動きをするものは見当たりません。
下記の表は、2005年10月〜2006年9月までのそれぞれの商品価格の変動幅を表したものです。こちらによると、どの商品も、投資額である証拠金の2割から3割が1日の間に変動していることがわかります。
1年間の変動幅は、平均すると、投資金である証拠金の9.1倍となる可能性があります。
商品価格の変動幅は、株価の変動幅とほぼ同じか、むしろ小さいです。
しかも、ここでいう変動幅とは、初期投資資金に対するものです。株式の場合は総代金ですが、商品先物は証拠金、つまり金でいえば、総代金240万円に対して、証拠金証拠金9万円で済むところが、このような大きな変動幅を生む要因です。
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