
相場の見方
【イレたらしまい、投げたらしまい】
あなたの知った情報が、誰にでも手に入るクラスの情報であるならば、恐らくその情報価値はすでに相場に織り込まれているでしょう。あなたが知ったその情報が強気の情報であるなら売ったほうがよいです。弱気の情報であるなら買うべきです。日本経済新聞の商品欄に「何々が高くなる」と書いてあれば売りです。
【行き過ぎもまた相場】
相場は過熱してくると理屈では割り切れない高値や安値をつけることがあり、「オーバーシュート」という。勝手に天井だ、大底だと決めつけるのは禁物であり、行きすぎたところこそ仕掛け時だという説もある。
【買いたい弱気】
本当か買いたいのだが、今ひとつ強気になることが出来ず少し下げたら買おうとしている様子のことで、格言というより相場用語である。反対の意味で「売りたい強気」という言葉もある。
【木は庭に植えず山に植えよ】
木は庭に植えるといつも目の前で眺めていることでその成長ぶりが目立たないが、山に植えておくことで普段は見ることもなく忘れがちになるが、たまに山へ行ってみると意外と木は育っているものである。相場においても目先のことにとらわれ過ぎないようにという例えである。同様の格言に「木を見て森を見ず」というものもある。
【知ったらしまい】
これは湖東紡績(現在の日新紡)を設立し田附将軍と呼ばれた田附政次朗の言葉。材料などが一般に知れ渡った時にはそれを織り込んでしまっているもので、不作予想などで買われた後、実際にそのことが発表されたときにすでに上値出尽くしとなってしまっていることも多い。
【需給はあらゆる材料に優先する】
価格変動の基本的な要因は需給関係にある。取り組み内容や仕手の介入などによって動くこともあるが、それはあくまでも目先的なもので、中長期的な流れは需給に基づいているものである。
【相場は相場に聞け】
相場は理屈では割り切れない「理外の理」で働く物であり、「相場は生き物」ともいわれる。自分が下した判断にこだわりすぎていては大きな痛手を受けることになりかねない。相場の行き先は相場だけが知っているため、素直に相場に従うべきだという教えである。
【相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟する】
総弱気の中、いつの間にか上がり始めた相場は大多数の人の確信につながるまでの間に上昇トレンドを描き始め、マスメディアなどを通じて取り上げられる頃には相場の成熟期を迎えているものだという意味。
【相場は人気7分に材料3分】
相場は基本的には需給関係によって動くものだが、実際には人気が先行して相場を引っ張ることが多いということを表す言葉である。そして、材料を見極められなくとも動き出した相場にはついていくべきだとされる。
【天井は割安、底は割高に見える】
相場が勢いよく上げているのを見ると、まだまだ上がるような気がしてくる。しかし、さらに上値があると思ったところが実は天井だったというケースが多い。底値圏ではその逆であり、本間宗久は「天井を買わず、底を売らず」という心得を残している。
【天井三日、底百日】
相場推移の典型を表した言葉。相場はなだからな山の稜線を描くように、ゆっくり上昇していき、急勾配を登りつめたと思ったとたん急坂を一気に下り、次の上昇を始めるまでには長い期間に渡って横ばいを続けるというもの。
【動あれば、反動あり】
相場は暴騰することもあるが急反落する危険も同時にあり、また上げ相場が高ければ高いほど下げ幅もきついということを示す格言。「山高ければ谷深し」という言葉も有名。
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